- 地車紹介 feat. 北野 -
- 2009/3/20 -
● 北野
(きたの・泉南市西信達地区) ・新調:平成12年(同年9月10日入魂式) ・大工:味園建設 ・彫師:木下彫刻工芸 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照 ・本幕:不明 ・宮入:一丘神社 ◎ やぐらの歴史 三先代前のやぐらは地元の大工によって新調、明治42年か43年頃に解体し、彫物は売却されました。先々代のやぐらは大正4年頃に多奈川から購入、その後老朽化によって倒壊する。先代のやぐらは昭和9年か昭和12年に大工:小川光造氏,稲葉久吉氏、彫師:黒田一門、小屋根幕板,大屋根板勾欄は木下舜次郎氏によって新調、現やぐら新調に際し平成12年に岡田の活ョ工務店に売却、その後平成17年に金熊寺やぐら復活の際に金熊寺へ譲渡され平成17年9月19日復活入魂式を実施、現在は金熊寺として曳かれてます。 ◎ 現在のやぐら 平成12年に大工:味園建設(山本義明氏)、彫刻:木下彫刻工芸によって新調、同年9月10日日曜日に一丘神社にて新調入魂式を実施しました。提灯は正面、屋根周りともに「北野」。 ◎ 彫物図柄解説 【大屋根廻り】 ・鬼板 − 獅噛み ・懸魚 − 正面:鳳凰、 背面:雲に鶴 ・車板 − 正面:日吉誕生 【太閤記】 ・枡合 − 正面:富士川の初陣、 右:桶狭間の戦い、 左:高松城水攻め、 背面:小田原攻め 【太閤記】 ・欄間 − 正面:尼崎の難、 右:小栗栖明智光秀の最後、 左山崎の合戦 【太閤記】 ・虹梁 − 牡丹に鳳凰 ・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍 ・小脇板 − 右:加藤虎之助 山路将監の血戦、 左:加藤清正 虎退治 【太閤記】 ・御簾板 − 一丘神社御神紋 ・幕板 − 右:秀吉本陣 佐久間玄蕃乱入、 左:加藤嘉明 勇戦 【太閤記】 ・兜桁 − 一丘神社御神紋 ・脇障子 − 右:本能寺の変 織田信長、 左:本能寺の変 森蘭丸 【信長公記】 ・犬勾欄 − 正面:阿吽の唐獅子、 右:風神、 左:雷神 ・板勾欄 − 正面右:幸村 家康本陣襲う、 正面左:木村重成 勇戦 【難波戦記】 右側面:三方ヶ原の戦い、 左側面:姉川の戦い 【信長公記】 ・縁葛 − 牡丹に唐獅子 【小屋根廻り】 ・鬼板 − 獅噛み ・懸魚 − 松に鷲 ・車板 − 日吉丸小六の出会い 【太閤記】 ・枡合 − 後正面:醍醐の花見、 右:草履取り、 左:地震 加藤 【太閤記】 ・欄間 − 右:秀吉光成の出合い、 左:長短槍試合 【太閤記】 ・幕板 − 右:福島市松 勇戦、 左:脇坂甚内の戦い 【太閤記】 ・板勾欄 − 右:秀吉の腹を探る、 左:秀吉 屈辱を忍ぶ 【太閤記】 ・縁葛 − 右:清洲 登城、 左:大徳寺焼香の場 【本幕】 ・本幕 − 正面:「北野」の文字、 右:仁田四郎忠常と十郎祐成、 左:小舎人五郎丸と五郎時致 【曽我十番斬り】 ◎ 曳行パターン パレード:ところ曳き、西信達パレード(りんくう南浜公園にて) 宵宮:ところ曳き、オークワ泉南店にて掛け合い(岡田3台,陸宮本,北野と連合曳き) 本宮:ところ曳き、一丘神社へ宮入 ◎ 北野の略年表 明治42年か43年−三先代前のやぐらを解体。 大正4年頃−多奈川から先々代のやぐらを購入。 昭和9年か12年−先代のやぐらを新調。 平成12年−先代のやぐらを活ョ工務店へ売却。 平成12年9月10日−現在のやぐらを新調、一丘神社にて新調入魂式を実施。 平成16年11月21日−先代のやぐらを金熊寺へ搬出。 平成17年9月19日−金熊寺やぐら(先代のやぐら)復活入魂式を実施。 平成18年9月3日−駒新調入魂式を実施。 ◎ 北野関連サイト ・泉州の祭り → http://pksp.jp/20050714/ |
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平成16年11月21日 先代のやぐらを金熊寺へ搬出。 平成17年9月19日 金熊寺やぐら(先代のやぐら)復活入魂式を実施。 平成18年9月3日 駒新調入魂式を実施。 |