- 地車紹介 feat. 大苗代 -
- 2012/1/15 -

● 大苗代 （おのしろ・泉南市信達地区） 　・新調：平成10年（同年9月13日入魂式） 　・大工：大下工務店 　・彫師：木下彫刻工芸 　・彫物：下記「彫物図柄解説」参照 　・本幕：川島織物 　・宮入：一丘神社 ◎ やぐらの歴史 先々代のやぐらは鳥取中より購入しましたが、老朽化のために解体処分されました。先代のやぐらは昭和7年か昭和11年大工:大寅(向井寅次郎氏)によって新調、平成10年解体されましたが一部は保存されてます。 ◎ 現在のやぐら 現在のやぐらは平成10年に大工:大下工務店、彫刻:木下彫刻工芸によって新調、同年9月13日一丘神社にて新調入魂式が行われました。提灯は正面･屋根周りともに「大苗代」。 ◎ 彫物図柄解説 【大屋根廻り】 ・鬼板　−　獅噛み ・懸魚　−　正面：鳳凰、　背面：雲に鶴 ・車板　−　正面：天の岩戸 ・枡合　−　正面：藤吉郎初陣、　右：桶狭間の戦い、　左：醍醐の花見　【太閤記】 ・欄間　−　正面：日吉丸誕生、　右：日吉丸小六との出会い、　左：戦遊び　【太閤記】 ・虹梁　−　菊に鳳凰 ・柱巻　−　右：昇り龍、　左：降り龍 ・小脇板　−　右：加藤清正 虎退治、　左：加藤虎之助 山路将監討取り　【太閤記】 ・幕板　−　右：信玄と謙信龍虎相討つ、　左：真田幸村 勇戦 ・脇障子　−　右：織田信長、　左：森蘭丸　【本能寺の変】 ・兜桁　−　一丘神社御神紋 ・犬勾欄　−　正面：阿吽の唐獅子、　右側：玄武、　左側：玄武 ・板勾欄　−　正面右：勢子の活躍、　正面左：頼朝本陣、　右：狩場風景、　左：仁田四郎 猪退治　【富士の巻狩】 ・縁葛　−　牡丹に唐獅子 【小屋根廻り】 ・懸魚　−　松に鷹 ・枡合　−　後正面：後醍醐天皇隠岐より帰る、　右：楠公子別れ桜井の駅、　左：如意輪堂の場　【太平記】 ・欄間　−　右：村上義光 錦の御旗奪還、　左：新田義貞 稲村ヶ崎刀剣の場　【太平記】 ・虹梁　−　右：牡丹に鳳凰、　左：桐に鳳凰 ・幕板　−　右：木曽義仲 奮戦す、　左：巴御前 勇戦　【源平盛衰記】 ・板勾欄　−　右：敦盛を呼び戻す 熊谷次郎直実、　左：義経弓流し　【源平盛衰記】 ・縁葛　−　右：那須与一扇の的、　左：義経八艘飛び　【源平盛衰記】 【本幕】 ・本幕　−　正面：大苗代の文字に一丘神社御神紋、　右：雲龍、　左：竹に虎 ◎ 曳行パターン ・宵宮：ところ曳き、信達パレード(市場,牧野と連合曳き) ・本宮：ところ曳き、一丘神社へ宮入 ◎ 大苗代の略年表 ・昭和7年か11年−先代のやぐらを新調。 ・昭和60年−台場と駒を新調。 ・平成10年9月13日−現在のやぐらを新調、一丘神社にて新調入魂式を実施。 ・平成10年10月11日−御堂筋パレードへ参加。 ・平成17年5月15日−一丘神社にてフリーマーケット関連やぐら展示会を実施。 ・平成17年7月17日−駒を新調、一丘神社にて入魂式を実施。

… 先代やぐら。 先代やぐら。 平成17年5月15日 − フリーマーケット関連やぐら展示会を実施。 平成17年7月17日 − 駒を新調、一丘神社にて入魂式を実施。