- 地車紹介 feat. 大苗代 -
- 2020/2/16 -
泉南市のやぐらの紹介文を【推敲】し改めて御紹介する「地車紹介」、今回は大苗代のやぐらを御紹介します。大苗代の編集をやってて改めて気付いたのですが誰か平成10年の新調入魂式、そして御堂筋パレードの画像お持ちじゃないですか? 御提供お願いします。 m(__)m |
● 大苗代 (おのしろ・泉南市信達地区) ・新調:平成10年(同年9月13日入魂式) ・大工:大下工務店 ・彫師:木下彫刻工芸 ・本幕:川島織物 ・太鼓:坂東太鼓店 ・宮入:一岡神社 ◎ やぐらの歴史 先々代のやぐらは鳥取中より購入しましたが老朽化のために解体処分されました。先代のやぐらは昭和7年か昭和11年大工:大寅(向井寅次郎師)によって新調、平成10年解体されましたが一部は保存されてます。 ◎ 現在のやぐら 現在のやぐらは平成10年に大工:大下工務店、彫刻:木下彫刻工芸によって新調、同年9月13日一岡神社にて新調入魂式が行われました。提灯は正面・屋根周りともに「大苗代」。 ◎ 彫物図柄解説 【大屋根廻り】 ・鬼板 − 獅噛み ・懸魚 − 正面:鳳凰、 後面:雲に鶴 ・飛檐垂木 − 一丘神社御神紋 ・地垂木 − 獅子 ・車板 − 正面:天の岩戸、 後面:素戔嗚尊大蛇退治 【神話伝説】 ・小屋虹梁 − 雲海 ・枡組 − 龍,獅子 【六手先七段】 ・枡合 − 正面:藤吉郎初陣、 右:桶狭間の戦い、 左:醍醐の花見、 後面:伏見大地震 【太閤記】 ・台輪 − 牡丹 ・虹梁 − 牡丹に若葉 ・欄間 − 正面:日吉丸誕生、 右:日吉丸小六との出会い、 左:戦遊び 【太閤記】 ・長押 − 正面:梅に山鵲、 右:菊に鳳凰、 左:紅葉に鳳凰、 後面:? ・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍 ・小脇板 − 右:加藤清正虎退治、 左:加藤虎之助山路将監討取り 【太閤記】 ・幕板 − 右:信玄と謙信龍虎相討つ 【川中島合戦記】、 左:真田幸村勇戦 【難波戦記】 ・脇障子 − 右:本能寺の変 織田信長、 左:本能寺の変 森蘭丸 【太閤記】 ・兜桁 − 一丘神社御神紋 【腰廻り】 ・犬勾欄 − 正面:阿吽の唐獅子、 右:玄武、 左:玄武 ・内勾欄 − 秀吉本陣 佐久間の乱入 【太閤記】 ・板勾欄 − 正面右:勢子の活躍、 正面左:頼朝本陣、 右:狩場風景、 左:仁田四郎 猪退治 【富士の巻狩】 ・縁葛 − 牡丹に唐獅子 【小屋根廻り】 ・鬼板 − 獅噛み ・懸魚 − 松に鷹 ・飛檐垂木 − 一丘神社御神紋 ・地垂木 − 獅子 ・車板 − 神武天皇東征 【神話伝説】 ・小屋虹梁 − 雲海 ・枡組 − 龍,獅子 【四手先五段】 ・枡合 − 正面:後醍醐天皇隠岐より帰る、 右:楠公子別れ桜井の駅、 左:如意輪堂の場 【太平記】 ・台輪 − 牡丹 ・虹梁 − 牡丹に若葉 ・欄間 − 右:村上義光 錦の御旗奪還、 左:新田義貞 稲村ヶ崎投剣の場 【太平記】 ・長押 − 右:牡丹に鳳凰、 左:桐に鳳凰 ・幕板 − 右:木曽義仲奮戦す、 左:巴御前勇戦 【源平盛衰記】 ・板勾欄 − 右:敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実、 左:義経弓流し 【源平盛衰記】 ・縁葛 − 右:那須与一扇の的、 左:義経八艘飛び 【源平盛衰記】 【本幕】 ・本幕 − 正面:大苗代の文字に一丘神社御神紋、 右:雲龍、 左:竹に虎 ◎ 曳行パターン ・宵宮:ところ曳き、信達パレード ・本宮:ところ曳き、一岡神社へ宮入 ◎ 大苗代の略年表 ・昭和7年か11年−先代のやぐらを新調。 ・昭和60年−台場と駒を新調。 ・平成10年9月13日−現在のやぐらを新調、一岡神社にて新調入魂式を実施。 ・平成10年10月11日−御堂筋パレードへ参加。 ・平成17年5月15日−一岡神社にてフリーマーケット関連やぐら展示会を実施。 ・平成17年7月17日−駒を新調、一岡神社にて入魂式を実施。 ・平成30年6月3日−駒を新調、一岡神社にて入魂式を実施。 |
… 先代やぐら。 先代やぐら。 平成17年5月15日 − フリーマーケット関連やぐら展示会を実施。 平成17年7月17日 − 駒を新調、入魂式を実施。 平成30年6月3日 − 駒を新調、入魂式を実施。 |