- 地車研究 feat. 自然田上東組のこだわり -
- 2013/8/17 -






自然田上東組やぐら新調記念として今回、「地車研究」と題して自然田上東組のこだわりを特集したいと思います。管理人の自然田上東組のやぐらの印象は「3Dなやぐら」、立体的な幕板、飛び出る雰囲気の脇障子と非常に立体感ある三次元的な彫物のやぐらに思えました。そこで僕の視線から見たポイントを御紹介しようと思います。題して「地車研究 feat. 自然田上東組のこだわり」、あくまでも管理人個人の好きなポイントを列記したのみの企画である事を御了承下さいませ。




▲ 大屋根幕板右面が非常に立体的な仕上がりになってます。



▲ 幕板と脇障子が同じ題材であり、一体感ある彫物になってます。



▲ 大屋根幕板左面も同じく立体的な仕上がりになってます。



▲ 幕板と脇障子が同じ題材であり、一体感ある彫物になってます。



▲ 小屋根幕板右面、近年には珍しく人物が大きく彫られてます。



▲ 小屋根幕板左面も同様の彫物に仕上がってます。



▲ 山本仲伸師と言えば「睨み龍」、目に付きやすい小屋虹梁に彫られてます。



▲ 右側撥(バチ)入れ裏面には家を守る縁起物「ヤモリ」が彫られてます。



▲ もう一方の撥(バチ)入れ(左面)には「蜘蛛」が彫られてます。



▲ そしてもう一つ特筆すべきは地元ネタがふんだんに用いられてます。
まずは大屋根桝合正面「瑞寶寺圓牛 八幡御正体寄進」。



▲ 大屋根桝合後面「天湯河板挙命 出雲國で鵠を捕える」。



▲ 小屋根桝合正面「自然居士」。



▲ 小屋根桝合右面「乙ヶ池伝説」。



▲ 小屋根桝合左面「坂之口一顧地蔵」。



▲ 小屋根欄間右面「自然田虫送り」。



▲ 小屋根欄間左面「伊勢神楽」。



▲ 本幕の図柄も彫師:山本仲伸師が描きました。



▲ 本幕右面「宇治川先陣争い 佐々木高綱 梶原景季」。



▲ 本幕左面「紫宸殿の一騎打ち 平重盛 源義平」。



PS.上記のポイントは「管理人的視線」から見たポイントであって、他の方々から見たポイントは全く異なるかと思います。特に新調に携われた方々にはもっともっと「凝ったポイント」があるかと思います。故に他のポイントは後日改めて御紹介できればと思います。 m(__)m