- 地車研究 feat. 山中渓のこだわり -
- 2019/9/28 -






秋祭り前最後の特集。先週末、山中渓やぐら新調記念誌撮影会へ行ったネタは既に御紹介しましたがその際、新調に携われた方から色々な"こだわり"を教えて頂きました。そこで今回、「地車研究」と題して山中渓のこだわりを御紹介しようと思います。




▲ 山中渓と言えば桜、まずは太鼓廻りの「花咲爺」。



▲ 続いて大屋根板勾欄右面「義経 千本桜」と小屋根欄間左面「若木桜の高札」。



▲ 他にも至る所に桜が用いられています。



▲ 正面の房と金綱はやぐららしさを醸し出しています。



▲ 正面柱巻と小脇板は風神雷神で統一。



▲ 正面には一富士二鷹三茄子が施されています。



▲ 右平は木彫前田工房、左平は木彫片山が主な彫物を仕上げました。



▲ 小屋根幕板のテーマは「海」、まず右面「義経の八艘飛び」。



▲ 続いて左面「敦盛を呼び戻す」。



▲ 小屋根桝合のテーマは「舞」、まず右面「厳島神社弁財天蘭陵王」。



▲ 続いて左面「鶴岡八幡宮 静の舞」。



▲ 大屋根幕板左面の「巴御前」は木彫片山の作品。



▲ 木彫片山の師匠、木彫岸田も自然田東組のやぐらに「巴御前」を仕上げています。
いわゆる師弟リレー、上記画像は自然田東組やぐら大屋根幕板右面。



▲ 大屋根車板正面には金の八咫烏、小屋根車板正面には白鳥が施されています。



▲ 大屋根桝合後面には山中神社祭神、天之忍穂耳命 木考幡千千姫命。



▲ そして至る所に山中渓紋が施されています。



▲ 本幕は先代を見事に踏襲、まずは正面「富士全景」。



▲ 続いて右面「頼朝本陣」。



▲ 最後に左面「仁田四郎 猪退治」。



▲ 秘かな隠れキャラ、木彫前田工房の愛犬 空ちゃんです。



ともあれ山中渓関係者様方、色々ありがとうございました。そして是非とも先祖代々の宝物である先代やぐらもゆっくり撮影する機会を頂戴できれば幸いに存じます。 m(__)m