- 史跡散策 feat. 岡中鎮守社 -
- 2012/4/15 -






大阪府指定天然記念物 岡中鎮守社の大樟と槇

昔この地は土壁に囲まれ、樟・槇・松・銀杏・榎・椋の木などの大木に囲まれ日中でも薄暗く「高城の宮」と呼ばれた社がありました。明治の終わり頃には信達神社に合祀され、その後鎮守社の大木の殆どが伐採されましたが幸い樟と槇の木が保存されました。

樟は樹齢八百年以上 樹幹周囲目通し八・二m 根元十二m 樹高三十mで地上三mの所で幹が三本に分かれ、その姿の美しさと大きさが認められました。また平成元年には「大阪みどりの百選」にも選ばれました。

槇は樟よりさらに古木であろうといわれ樹幹周囲目通し二・四m 根元三・四m 樹高十九・五mあります。槇は一般に成長が遅く直径一m近い規模は府下では傑出したものですが、隣の樟の威容に隠れたためか平成二年になり大阪府の天然記念物に指定されました。

また「ちびっこ広場」の施設建設に伴い発掘調査を行ったところ、中世(今から約五百年前)の寺院跡が見つかり、瓦・皿などが多数出土し泉南市の教育委員会に保存されています。この樟と槇の木はいずれにしても神社または寺の境内に植えられたものであり、先祖からの素晴らしい贈り物であります。地中にどっしりと根をおろした大空に高くそびえて限りなく成長をしつづける姿は岡中のシンボルとなっています。