- 史跡散策 feat. 清水庵伝記 -
- 2013/2/3 -






清水庵伝記

其の昔、ここに一人の、老母が住んでおりました。

ある日一人の巡僧「この巡僧は弘法太子(空海)であったといわれている」が訪ねて来ました。そこで茶を求めるに、老母は、こころよくお受けするも近くに用水もなく新湊迄水を汲みに行って、かなり時間がかかりやっと茶を出す事が出来ました。そこで巡僧が非常に感動されると共に、さぞや日々困っている事と察し、持ってきた「杖」でここに岩清水を造れと命じる。

去ってから後、その場所を掘り起こすと不思議ときれいな清水が湧き出し如何なる降雨、干ばつにも変化なく現在まで絶えることなく、こんこんと清水が湧きつづけている。

それ以降ここに大師堂を造り清水大師堂と名付け、おまつりしています。

尚 昭和二十九年四月造営落成記念としてお稚児さん百名、山伏行列者数十名、念佛講数十名、お世話方一同、池宮利三郎氏宅より行列にて尾崎小学校前、郵便局前(当時)等、稚児行列をすると共に境内にて大護摩供養等開催した。

又、平成十九年地蔵尊移設に際し、花壇を新しくつくり井戸水も簡単に汲めるようにし境内も美しく整備実施し現在に至る。
現在、当鉦講は毎月二十日に御詠歌にてお詣りをすると共に毎年四月二十日(別名二十日大師とも呼ぶ)清水大師大祭を実施している。

清水大師講