- 史跡散策 feat. 日枝神社 -
- 2013/2/9 -






日枝神社は西方字坪之宮にあり、祭神は猿田彦命で、俗に「山王」、「山王権現」と呼ばれている。由緒は明らかでないが、おそらく滋賀県の日吉神社の祭神を歓請したものと思われるが、誰がいつの時代に創建したのか不明である。明治5年村社に列し、宮座を持ち、氏子の中から最年長者が一代神主として順々に奉仕してきたことがわかる。大正4年11月字八王子の村社樫井王子神社を合祀し、同7年10月神饌幣帛供進社に指定される。合祀した樫井王子神社は熊野九十九王子の一つで『後鳥羽院熊野御幸記』に『参籾井王子、御奉幣里神楽畢及乱舞、次向拍子甲斐五房友重二人舞、以相撲三番畢』と記されているのは樫井王子のことである。

本殿は、慶長年間(1600)の頃の建造物であると考えられる。

※ 「やぐら51(http://yagulla.web.fc2.com/) 」より引用。