- 史跡散策 feat. 首斬り地蔵 -
- 2014/1/7 -






首斬り地蔵

以前はこの前の府道(通称"信長街道")に沿った場所に祀られていましたが、道路や水路の改修工事のために現在の場所へ移されました。

この首斬り地蔵の由来について、以下のような言い伝えがあります。豊臣秀吉が天正13年(1585)に紀州の根来寺を攻めた時、波有手(ここより1.5km程北西に所在する地域)の道弘寺をはじめとするいくつかの寺院の僧達が秀吉に反抗し、ことごとく首を斬られました。村人達はあまりの無残さに斬られた僧達を厚く祀り、その上に石地蔵をたてて冥福を祈ったそうです。

周辺の石田地区では、この地蔵を大切に祀れば村が繁栄すると言い伝えられています。

現在でも近郷近在を問わず参詣の人が多く線香の火が絶えたことがありません。