- 史跡散策 feat. 庚申堂 -
- 2020/8/19 -






三週連続の「史跡散策」、今週は和泉鳥取にある庚申堂(コウシンドウ)を御紹介しようと思います。






史跡散策 feat. 庚申堂

庚申堂は、庚申講とよばれる信仰集団が参るお堂です。庚申講は道教の影響を受けた信仰で、庚申の日(60日に一度)に当番の家に集まり青面金剛などを祭り、一緒に飲み食いや世間話をして夜を明かしたというものです。信仰と同時に娯楽でもあったようです。この付近の庚申講は3組あり、10戸くらいで1組が形成されているようです。庚申堂には青面金剛童子、観音、毘沙門天、阿弥陀如来の本堂が安置されています。以前は60年に一度の開帳が行われていましたが、60年に一度では一生に一度も拝まれずにすむものもあるというので、最近は30年に一度の半開帳が行われています。また、この堂の上にある庚申山の頂上に庚申塔という供養塔が三基造立されています。




▲ 場所はココです (クリックすると拡大します)。



▲ 本堂は階段上にあります。



▲ 狛犬や燈篭もあります。



▲ 本堂です。



▲ 脇には御地蔵様もあります。



▲ 御地蔵様はもう一ヶ所ありました。



▲ そして和泉鳥取やぐら小屋根桝合正面「庚申堂のにぎわい」。