京都賀茂神社改修の際、御霊箱を加茂川に流したところ箱作の海岸に漂着したので箱着里(はこつくり)と言われ、その地に加茂神社を建立しました。ゆえに下荘地区は古代末から中世にかけて京都賀茂神社の荘園(賀茂神社領箱作荘)でした。本社はその当時(社伝では813年=引仁4年)に建立されたものと思われ、明治5年村社となり明治40年1月には神饌幣帛料供進社に指定され、明治40年12月23日無格社戎神社を合祀し大正5年5月30日無格社池嶋神社を境内末社池嶋神社に合祀しました。京都上賀茂神社を模して創建された檜皮ぶきの本殿は安土桃山時代の建立で昭和45年2月20日に大阪府文化財条例によって建造物第1号指定を受けました。祭神は京都賀茂神社の玉依比売命を勧請したものと考えられます。もう1つの祭神・高?神の勧請については不明、本殿は流造,桁行2間,梁行2間半,5坪,檜皮葺、拝殿は桁行4間,梁行2間,8坪であり所在地は箱作1655番地であります。平成25年に創建1200年を迎え拝殿を新築、同年9月8日日曜日に京都賀茂御祖神社(下鴨神社)より神職を向かえ加茂神社創建1200年祭と題して記念式典を実施しました。
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