くろだ
黒田
(東鳥取四地区)



大正6年新調





黒田 (くろだ・東鳥取四地区)
 ・新調:大正6年
 ・大工:高松利平氏
 ・彫師:美濃村松雲氏
 ・本幕:不明
 ・太鼓:太鼓正
 ・宮入:波太神社



● 地名「黒田」の由来
この地は美田で地味がよく肥え、土の色が黒かったところにちなみます。黒田村は町手,中手,下裏の三垣内に分かれており、かつてはやぐらも上,村,下と3台ありました。また鎮守の神明神社は明治41年に鳥取神社に合祀されています。

● 先々代のやぐら
先々代やぐらは下出のやぐらと喧嘩をして壊れたと伝えられています。

● 先代のやぐら
先代のやぐらは文久3年(1863年)に銭一貫四百目で堺の大工:吉兵衛氏によって新調されたと東鳥取村誌にあります。彫師は彫又と推測される。

● 現在のやぐら
現在のやぐらは大正6年から8年まで3年もの歳月をかけて大工:高松利平氏(新村)、彫師:美濃村松雲氏によって新調。過去に3回大修復をし、昭和の大修理の際は大場面彫刻を除く全ての部位を交換、木下舜次郎氏の彫物が追加されたと推測される。昭和62年には大工:小鯛藤夫氏(新町)によって大修復。平成18年には大工:川端建設によって大修復、大修復箇所は大屋根,小屋根,彫物,駒以外の交換,修繕とブレーキ廻り,かぶら,芯棒,長屋,台場,四本柱,宝珠柱,浜坂等に至ります。また提灯は白地に赤の文字で「黒田」という文字です。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:素盞鳴尊 大蛇退治、 後面:獅子の子落とし
・車板 − 正面:?、 後面:鉄拐仙人
・虹梁 − 波濤
・枡合 − 正面:?、 右:?、 左:黒旋風李達 【水滸伝】
・欄間 − 正面:轟天雷凌振 山塞に風火子母砲を放つ、 右:智多星 呉用、 左:鉄笛仙 馬麟 【水滸伝】
・長押 − 雲海
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 右:美髯公 朱仝、 左:大刀 関勝 【水滸伝】
・幕板 − 右:山陣に徐寧 釣鎌槍を使う、 左:入雲龍 公孫勝 【水滸伝】
・脇障子 − 右:中箭虎丁得孫 欽州の山路にて毒蛇に出遭う、 左:轟天雷 凌振 【水滸伝】
・兜桁 − 「黒田」の文字
・犬勾欄 − 正面右:?、 正面左:豹子頭林冲、 右:波に兎、 左:波に兎 【水滸伝】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・内勾欄 − ? 【水滸伝】
・板勾欄 − 正面右:?、 正面左:?、 右:?、 左:? 【水滸伝】
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 控鶴仙人
・枡合 − 後正面:挿翅虎雷横、 右:?、 左:? 【水滸伝】
・虹梁 − 波濤
・欄間 − 右:林冲 投名状を求めて青面獣楊志と闘う、 左:? 【水滸伝】
・長押 − 雲海
・太鼓廻り − 雲海
・幕板 − 右:魯智深 菜園に緑楊樹を抜く、 左:行者武松 景陽岡に虎を殺す 【水滸伝】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・縁葛 − 右:波に千鳥、 左:波に千鳥
【本幕】
・本幕 − 正面:「黒若連」の文字、 右:雲龍、 左:竹に虎

● 曳行パターン
・パレード − パレードの日はサークルK阪南鳥取中店前にて石田宮本,下出,鳥取中と合流、東鳥取五地区も合流し9町でパレードに参加、帰りは流れ解散します。
・本宮 − 本宮は午前からところ曳きと波太神社への宮入が、波太神社への宮入は石田宮本,下出と一緒に曳行します。夜は波太神社や尾崎駅付近で石田宮本,下出,鳥取中と一緒に曳行します。
・後宮 − 後宮は午前からところ曳きを、夜は波太神社や尾崎駅付近で石田宮本,下出,鳥取中と一緒に曳行します。

● 黒田の略年表
・文久3年−先代のやぐらを新調。
・大正6年−現在のやぐらを新調、大正8年完成。
・昭和62年−現在のやぐらを修復。
・平成2年11月12日月曜日−天皇陛下御即位の礼に伴う記念曳行を実施。
・平成5年6月9日水曜日−皇太子殿下御成婚に伴う記念曳行を実施。
・平成7年10月11日水曜日−下出と御神輿担当に当たる。
・平成15年10月13日月曜日−下出と御神輿担当に当たる。
・平成16年8月29日日曜日−やぐら部屋を新築、やぐらを曳き入れ移動。
・平成16年9月19日日曜日−駒を新調、波太神社にて入魂式を実施。
・平成18年5月30日火曜日−大修復の川端建設から帰町。
・平成18年9月3日日曜日−やぐらを大修復、波太神社にて入魂式を実施。
・平成21年9月6日日曜日−駒を新調、試験曳きを実施。
・平成23年10月−纏を新調。
・平成23年10月10日月曜日−下出と御神輿担当に当たる。
・平成24年10月−曳行自粛。
・平成27年9月6日日曜日−駒を新調、入魂式を実施。




平成16年8月29日 − やぐら部屋を新築、やぐらを移動。


平成16年9月19日 − 駒を新調、入魂式を実施。


平成18年5月30日 − やぐらを大修復、川端建設から帰町。


平成18年9月3日 − やぐらを大修復、入魂式を実施。


平成21年9月6日 − 駒を新調、試験曳きを実施。


平成27年9月6日 − 駒を新調、入魂式を実施。





旧・纏


やぐら部屋


旧やぐら部屋


(地図をクリックすると、拡大します)