やまなかだに
山中渓
(東鳥取五地区)



明治時代初期新調





山中渓 (やまなかだに・東鳥取五地区)
 ・新調:明治時代初期
 ・大工:不明
 ・彫師:不明
 ・本幕:三越呉服店
 ・太鼓:太鼓正
 ・宮入:波太神社



● 地名「山中渓」の由来
山中は名前の通り山間の間にできた地区で平安時代の熊野参詣が盛んな頃に宿場町が形成し、昭和5年JR阪和線開通から昭和後期まで温泉町として発展しました。昭和47年の阪南町合併の際に山中から山中渓に改称されました。

● 先代のやぐら
山中渓にはかつては3台あったと伝えられてます。そして先代のやぐらは新家の中村より購入、その後村で解体し彫り物は分けたと伝えられる。

● 現在のやぐら
現在のやぐらは明治時代初期に信達岡中のやぐらとして新調、明治時代末期から大正時代初期にかけて信達岡中から購入、その後地元の大工:米澤清五郎氏によって大修復が施されました。ちなみに山中渓は戦後1回だけ波太神社へ宮入しただけでその後はところ曳きだけでしたが、平成5年に48年ぶりに波太神社への宮入を再開しました。また提灯は白地に赤の文字で「山中」という文字です。

● 新調予定のやぐら
平成31年を目処にやぐらを新調予定。大工:井上工務店、彫師:木彫片山・木彫前田工房。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:雲に麒麟、 後面:雲に鶴
・車板 − 正面:?、 背面:?
・枡合 − 正面:?、 右:?、 左:?
・虹梁 − 雲海
・欄間 − 正面:?、 右:?、 左:?
・長押 − 波濤
・柱巻 − 右:降り龍、 左:昇り龍
・小脇板 − 右:誉田別命を抱く武内宿禰、 左:神功皇后
・幕板 − 右:?、 左:?
・脇障子 − 右:楠正行 如意輪堂に辞世の句を刻む、 左:児島高徳 櫻木に歌を詠む 【太平記】
・兜桁 − ?
・犬勾欄 − 正面:?、 右:?、 左:?
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・板勾欄 − 正面:?、 右:虎に悩まされる日本軍、 左:加藤清正 虎退治 【太閤記】
・縁葛 − 正面:?、 右:?、 左:?
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 波間に龍
・車板 − 太鼓を叩く唐子
・枡合 − 正面:?、 右:?、 左:?
・虹梁 − 雲海
・欄間 − 右:?、 左:?
・長押 − 波濤
・太鼓周り − 楽器遊び 【唐子遊び】
・幕板 − 右:平景清 綴引き、 左:佐藤継信 横川覚範を討つ 【源平盛衰記】
・板勾欄 − 右:波濤、 左:波濤
【本幕】
・本幕 − 正面:富士全景、 右:頼朝本陣、 左:仁田四郎 猪退治 【富士の巻狩】

● 曳行パターン
・パレード − パレードの日は森下酒店前にて和泉鳥取,自然田上組,自然田東組,自然田上東組と合流、サークルK阪南鳥取中店前にて石田宮本,黒田,下出,鳥取中と合流し9町でパレードに参加、帰りは和泉鳥取,自然田上組,自然田東組,自然田上東組と一緒に帰路につきます。
・本宮 − 本宮は午前からところ曳きと波太神社への宮入が、波太神社への宮入は鳥取中,和泉鳥取と一緒に曳行します。
・後宮 − 後宮は午前からところ曳きを行います。
・東鳥取五地区パレード − 波太神社宮入の時間によって異なりますが、本宮か後宮に和泉鳥取,自然田上組,自然田東組,自然田上東組の5台で、各年持ち回りで和泉鳥取,山中渓,自然田地区をパレードします。

● 山中渓の略年表
・明治時代末期から大正時代初期−現在のやぐらを購入。
・大正10年−三越百貨店より本幕を購入。
・昭和56年−貴田組によってやぐらを大修復。
・昭和60年−小鯛藤夫氏によってやぐらを大修復。
・平成5年10月10日日曜日−48年ぶりに波太神社への宮入再開。
・平成8年10月11日金曜日−鳥取中、和泉鳥取と御神輿担当に当たる。
・平成11年10月−山中渓の法被のデザインを一新。
・平成16年10月11日月曜日−鳥取中、和泉鳥取と御神輿担当に当たる。
・平成21年9月27日日曜日−駒を新調、試験曳きを実施。
・平成24年10月8日月曜日−鳥取中、和泉鳥取と御神輿担当に当たる。
・平成27年11月8日日曜日−山中渓やぐら新調釿始式を実施。




平成21年9月27日 − 駒を新調、試験曳きを実施。


平成27年11月8日 − 山中渓やぐら新調釿始式を実施。





やぐら部屋


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