じねんだひがしぐみ
自然田東組
自然田中之場(なかんば)
(東鳥取五地区)



平成28年新調





自然田東組 (じねんだひがしぐみ・東鳥取五地区)
 ・新調:平成28年 (同年8月21日入魂式)
 ・大工:植山工務店
 ・彫師:木彫岸田
 ・本幕:京美刺繍工芸
 ・太鼓:三崎屋太鼓店
 ・宮入:波太神社



● 地名「自然田」の由来
自然田の地名の由来は小川,山中川などの流域地域であり、自然に田ができたので自然田と銘々されました。謡曲で知られる自然居士の出生地でもあります。その自然田は安政6年(1859年)頃は上出,寺脇,東,南,芝の5つにわかれ、やぐらも5台ありましたが、集約され上出(上出,寺脇−今の自然田上組)、中之場(東,南−今の自然田東組)、 芝出(芝−今の自然田上東組)の3台になりました。

● 先々代のやぐら
先々代のやぐらは大正5,6年頃に泉南市信達葛畑に売却されました。

● 先代のやぐら
先代のやぐらは大正9年に大工:大寅(若野寅太郎氏)によって新調しました。また屋根の形は正面から眺めた形が軒先部分を撫で肩にし、反りあげた形である唐破風(カラハフ)と呼ばれる形で、これは波太神社拝殿と同様の形をしています。平成27年10月25日に波太神社にて昇魂式を実施、平成28年1月24日日曜日に某倉庫に搬出されました。 →詳細ページへ

● 現在のやぐら
平成25年6月23日日曜日に植山工務店にて原木祭を実施、平成28年に大工:植山工務店、彫師:木彫岸田によって新調、同年8月21日日曜日に波太神社にて入魂式を挙行しました。また提灯は白地に赤の文字で「飛賀志」という文字です。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛
・箱棟 − 龍,鳳凰
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後面:玄武
・車板 − 正面:天孫降臨、 後面:新羅征伐
・飛檐垂木 − 波太神社御神紋(巴紋・九枚笹)
・地垂木 − 東組紋
・隅木:左 巴紋、右 九枚笹紋
・隅出:− 正面:雅楽を奏でる仙女 後面:見返り龍
・枡組 − 四手先七段 尾垂木:龍首、 肘木:獏、獅子、菊、梅、牡丹
・支輪 − 右:雲に三日月、左:雲に満月
・枡合天井 − 雲海
・二重枡合:右平 雲に鶴 左平 雲に雁
・枡合 − 正面:天湯河板挙命 誉津別ノ王に鵠を献じる、 右:鎮西八郎為朝、 左:八幡太郎義家、 後面:神武東征
・横槌 − 正面:松竹梅、右平:松竹梅、左平:松竹梅
・台輪 − 菊、
・木鼻 − 正面右:阿形の唐獅子、 正面左:吽形の唐獅子 右前:子獅子を抱く唐獅子、 左前:鈴を持つ唐獅子、
       右後:俵を抱く唐獅子、 左後:剣を持つ唐獅子、 後面右:阿形の唐獅子、 後面左:吽形の唐獅子
・欄間 − 正面:佐々木高綱・梶原景季 宇治川先陣争い、 右:粟津合戦、 左:一の谷合戦 梶原景季箙の梅、
       後面:?
・長押 − 正面:稲穂に雀、、右平:平家蟹、左平:平家蟹
・柱巻 − 右:倶利伽羅峠の戦い 不動の剣義仲を救う、 左:奥州衣川の戦い 白龍昇天
・小脇板 − 右:倶利伽羅峠の戦い 不動の剣義仲を救う、 左:奥州衣川の戦い 白龍昇天
・幕板 − 右:粟津合戦 巴御前・畠山重忠一騎打ち、 左:五条大橋 牛若丸と弁慶の出会い
・脇障子 − 右:粟津合戦 今井四郎兼平勇戦、 左:鞍馬山 大天狗僧正坊
・内勾欄 − 正面:石橋山合戦 土肥椙山旗揚
・兜桁 − 右平:九枚笹、左平:巴紋
・竹の節 − 鯱、源氏紋(笹竜胆)、平氏紋(揚羽蝶)
【腰廻り】
・犬勾欄 − 正面内右:樋口次郎兼光狒々退治、 正面内左:西塔鬼若鯉退治、
        正面外右:黄瀬川対面(源頼朝・畠山重忠)、 正面外左:黄瀬川対面(源義経・武蔵坊弁慶)、
        右:竹に虎、 左:牡丹に唐獅子
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:【十二支】(右平)午、未、申、酉、戌、亥(左平)子、丑、寅、卯、辰、巳 束:力神
・板勾欄 − 正面右:石橋山合戦 真田与一組討ち、 正面左:石橋山合戦 頼朝朽木隠れ、
        右:粟津合戦 義仲最後、 左:一の谷合戦 忠度最後
・縁板 - 花菱
・縁葛 − 正面:波間に千鳥、 右:波間に千鳥、 左:波間に千鳥、
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛
・箱棟 − 龍,鳳凰
・懸魚 − 麒麟
・車板 − 正面:八俣遠呂智退治
・飛檐垂木 − 波太神社御神紋(巴紋・九枚笹)
・地垂木 − 東組紋
・隅木:− 右 巴紋、左 九枚笹紋
・隅出:− 正面:風神 左:雷神
・枡組 − 三手先五段 尾垂木:龍首、 肘木:獏、獅子、菊、梅、牡丹
・枡合天井 − 雲海
・枡合 − 後正面:天照大神 岩戸隠れ、 右:掘川夜討ち、 左:基盤忠信
・横槌 − 正面:稲穂に雀、右平:稲穂に蜻蛉、左平:稲穂に蜻蛉
・柄振板 − 若葉
・台輪 − 菊
・木鼻 − 後正面右:阿形の唐獅子、 後正面左:吽形の唐獅子、 右前:扇を持つ唐獅子、
       左前:軍配を持つ唐獅子、 右後:勾玉を持つ唐獅子、 左後:鏡を持つ唐獅子
・欄間 − 正面:悪源太義平・平重盛 紫宸殿の戦い、 右:壇ノ浦の戦い 義経八艘飛び、
       左:屋島の戦い 悪七兵景清しころ引
・長押 − 左:松に山鵲、亀、鶴
・太鼓廻 − 鶴岡八幡宮 放生会
・四本柱 − 獅子の子落とし
・幕板 − 右:壇ノ浦合戦 碇知盛、 左:屋島合戦 継信最後
・板勾欄 − 右:教経の最期、 左:那須与一
・縁葛 − 右:静御前白拍子の舞、 左:楓・若桜と乙和御前
【本幕】
・本幕 − 正面:東組の文字、 右:屋島の合戦那須与一扇の的、
       左:一ノ谷の合戦敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実

● 曳行パターン
・パレード − パレードの日は森下酒店前にて和泉鳥取,山中渓,自然田上組,自然田上東組と合流、サークルK阪南鳥取中店前にて石田宮本,黒田,下出,鳥取中と合流し9町でパレードに参加、帰りは和泉鳥取,山中渓,自然田上組,自然田上東組と一緒に帰路につきます。
・本宮 − 本宮は午前からところ曳きと波太神社への宮入が、波太神社への宮入は自然田上組,自然田上東組と一緒に曳行します。夜は水本運送で自然田上組,自然田上東組と一緒に曳行します。
・後宮 − 後宮は午前からところ曳きが、夜は水本運送にて自然田上組、自然田上東組と一緒に曳行します。
・東鳥取五地区パレード − 波太神社宮入の時間によって異なりますが、本宮か後宮に和泉鳥取,山中渓,自然田上組,自然田東組,自然田上東組の5台で、各年持ち回りで和泉鳥取,山中渓,自然田地区をパレードします。

● 自然田東組の略年表
・大正5,6年−先代のやぐらを売却。
・大正9年−現在のやぐらを新調。
・昭和60年−地元大工:古川茂信氏によってやぐらを大修復。
・平成2年11月12日月曜日−天皇陛下御即位の礼に伴う記念曳行を実施。
・平成5年6月9日水曜日−皇太子殿下御成婚に伴う記念曳行を実施。
・平成6年10月11日火曜日−自然田上組、自然田上東組と御神輿担当に当たる。
・平成14年10月14日月曜日−自然田上組、自然田上東組と御神輿担当に当たる。
・平成15年9月28日日曜日−駒を新調、波太神社にて入魂式を実施。
・平成22年10月11日月曜日−自然田上組、自然田上東組と御神輿担当に当たる。
・平成25年6月23日日曜日−やぐら新調原木祭を実施。
・平成27年10月24日土曜日−やぐら昇魂式前夜祭を実施。
・平成27年10月25日日曜日−やぐら昇魂式を実施。
・平成28年1月24日日曜日−先代やぐらを搬出。
・平成28年8月21日日曜日−やぐらを新調、波太神社にて入魂式を実施。
・平成29年4月22日土曜日・23日日曜日−やぐら新調記念誌撮影会を実施。
・平成29年10月−纏を新調。

● 「飛賀志」の由来
自然田東組の「飛賀志」とは「東」のゴロ合わせで「祭なので勢いがあるように飛ぶ、神社が絡むのでめでたいように賀正の賀、祭を盛り上げていく志、それで飛賀志」となったそうです。




昭和60年 − やぐらを大修復。


平成15年9月28日 − 駒を新調、入魂式を実施。


平成25年6月23日 − やぐら新調原木祭を実施。


平成27年10月24日 − やぐら昇魂式前夜祭を実施。


平成27年10月25日 − やぐら昇魂式を実施。


平成28年1月24日 − 先代やぐらを搬出。


平成28年8月21日 − やぐらを新調、入魂式を実施。


平成29年4月22日・23日 − やぐら新調記念誌撮影会を実施。





旧・纏


やぐら部屋


旧やぐら部屋


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