あいおいちょう
相生町
(尾崎地区)



平成8年新調(9月18日日曜日入魂式)





相生町 (あいおいちょう・尾崎地区)
 ・新調:平成8年(同年9月16日入魂式)
 ・大工:竹安建設
 ・彫師:木下彫刻工芸
 ・本幕:村山寅刺繍株式会社
 ・太鼓:浅野太鼓楽器店
 ・宮入:波太神社



● 地名「尾崎」の由来
地名は尾里の先であることに由来する。また下出より移住した11軒に始まると言う言い伝えもある。旧尾崎村は海に面し、遠浅の海岸は早くから海産物の集積場として栄え、江戸時代初期には現在の町の基礎がつくられていた。その後昭和14年6月に村は町制を施行して尾崎町となり、その後昭和31年9月には西鳥取,下荘の2村と合併、町名も南海町と改まった。その際に南海町尾崎となるべきでしたが、旧尾崎町民の思いは尾崎町こそが本来の町だと言う事であえて町の字を地名に残した。またやぐらは昔は北出,南出,相生(2〜3台),本町,天王町,西出,海老野とあったと伝わる。

● 先代のやぐら
先代のやぐらは大工:不明、彫師:西岡弥三郎氏によって新調。彫物から推測して明治22年〜34年頃に新調したと思われる。しかし曳き手不足のため昭和30年代を最期に曳行を休止、その後朝日町と統合されました。しかしながらやぐら自体は保存され、平成7年の秋祭り後宮の深夜、先代やぐらを飾付けし最後の御披露目。その後昇魂式を経て先代やぐらは解体され彫り物は町民各位に配布、那須与一をし刺繍した本幕は平成8年に村山寅刺繍株式会社へ譲渡されました。

● 現在のやぐら
現在のやぐらは平成8年に大工:竹安建設、彫師:木下彫刻工芸によって新調、平成8年9月16日に波太神社にて入魂式を挙行、35年ぶりに相生町のやぐらが復活しました。太鼓は先代やぐらのものをそのまま利用しています。また提灯は阪南市で唯一駒提灯を採用し、図柄は白地に赤の文字で「相生」の文字を崩したデザインです。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後面:雲に鶴
・車板 − 正面:宝珠を掴む青龍、 後面:瑞雲に千鳥
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 獅子
・枡組 − 龍,獅子,獏,牡丹 【六手先七段】
・枡合 − 正面:天の岩戸、 右:素盞嗚尊 八岐大蛇退治、 左:神武天皇 東征、
        後面:大国主命と因幡の白兎 【神話伝説】
・台輪 − 牡丹
・木鼻 − 正面右:手鞠を抱く唐獅子、 正面左:子獅子を抱く唐獅子、 右前:火珠を抱く唐獅子、
        左前:牡丹を咥える唐獅子、 右後:小槌を抱く唐獅子、 左後:鈴を抱く唐獅子、
        後面右:巾着を咥える唐獅子、 後面左:手鞠を抱く唐獅子
・虹梁 − 菊に若葉
・欄間 − 正面:義経 八艘飛び、 右:那須与一 扇の的、 左:敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実 【源平盛衰記】
・長押 − 雲に鶴
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・小脇板 − 右:牛若 弁慶五条大橋の出会い、 左:牛若 鞍馬山修業の場 【源平盛衰記】
・幕板 − 右:粟津合戦 巴御前、 左:粟津合戦 木曾義仲 【源平盛衰記】
・脇障子 − 右:清盛 落日を呼び戻す、 左:清盛 怪異を見る 【源平盛衰記】
・竹の節 − 上:青海波、 下:花菱紋
・兜桁 − 町名
・犬勾欄 − 正面:阿吽の唐獅子、 右:波間に兎、 左:波間に兎
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合正面右:向日葵、 正面左:桜、 右:楓,楓,菖蒲,梅,桜,向日葵、
        左:向日葵,桜,梅,楓,楓,菖蒲,楓,楓、 束:力神
・板勾欄 − 正面:頼朝本陣、 右:仁田四郎 猪退治、 左:勢子の活躍 【富士ノ巻狩リ】
・縁葛 − 鯉の群遊
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 牡丹に唐獅子
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 獅子
・枡組 − 龍,獅子,獏,牡丹 【四手先六段】
・枡合 − 正面:日本武尊 野火の難、 右:雄略天皇 猪退治、 左:神功皇后誉田別皇子平産 【神話伝説】
・頭貫 − 牡丹
・木鼻 − 後正面右:牡丹を咥える唐獅子、 後正面左:宝珠を抱く唐獅子、 右前:鈴を抱く唐獅子、
        左前:巾着を咥える唐獅子、 右後:小槌を抱く唐獅子、 左後:手鞠を抱く唐獅子
・虹梁 − 菊に若葉
・欄間 − 右:常磐御前 伏見ノ里、 左:静ノ舞 【源平盛衰記】
・長押 − 雲に鶴
・太鼓周り − 牡丹に唐獅子
・幕板 − 右:頼朝 伏木隠れ、 左:鎮西八郎為朝 剛弓 【源平盛衰記】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:向日葵,桜,梅、 束:力神
・縁葛 − 波間に鯉
【本幕】
・本幕 − 正面:対鳳凰に町紋、 右:武蔵坊源義経 奥州高舘衣川之図、 左:弁慶牛若丸 山城五條大橋之図

● 曳行パターン
・パレード − パレードの日はまず朝日町,大西町,尾崎宮本町と一緒に尾崎駅前方面からパレードに合流、帰りは流れ解散をします。
・本宮 − 本宮は午前からところ曳きと、海老野の浜で朝日町,大西町,尾崎宮本町と合流し、4台で波太神社へ宮入をします。夜は尾崎駅下で朝日町,大西町,尾崎宮本町と一緒に通称「尾崎駅下8の字パレード」を行います。
・後宮 − 後宮は午前からところ曳きや海老野の浜へ曳行し、夕刻から尾崎中学校付近から尾崎駅方面へのいわゆる「福島パレード」を実施、その後夜は尾崎駅前で朝日町,大西町,尾崎宮本町,新町と一緒に曳行します。


● 相生町の略年表
・明治22年〜34年頃−先代やぐらを新調。
・昭和30年代−先代のやぐらの曳行を休止。
・平成8年9月16日日曜日−現在のやぐらを新調、波太神社にて入魂式。
・平成9年10月11日土曜日−朝日町と御神輿担当に当たる。
・平成15年10月−駒を新調。
・平成18年10月9日月曜日−朝日町と御神輿担当に当たる。
・平成21年9月13日日曜日−駒を新調、安全祈願祭を実施。
・平成27年9月27日日曜日−駒・太鼓・梶台を新調、安全祈願祭を実施。




先代やぐらの彫物。


平成8年9月16日 − やぐらを新調、入魂式を実施。


平成21年9月13日 − 駒を新調、安全祈願祭を実施。


平成27年9月27日 − 駒・太鼓・梶台を新調、安全祈願祭を実施。


阪南市唯一の駒提灯





やぐら部屋


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