よしみ
吉見
(田尻町)



平成4年新調





吉見 (よしみ・田尻町)
 ・新調:平成4年
 ・大工:川端建設
 ・彫師:木下彫刻工芸
 ・本幕:不明
 ・太鼓:不明
 ・宮入:春日神社



● やぐらの歴史
田尻町には明治中期頃、東出・西浜出・南出・北浜出・中出の5地区にやぐらがあったが昭和7年頃に5地区を統合し、やぐらを新調。その先代やぐらは現在もやぐら部屋に保存されている。

● 現在のやぐら
平成4年に大工:川端建設、彫師:木下彫刻工芸によって新調。新調の際にはやぐらではなく、だんじりを新調しようと言う意見もあったが、伝統を守るべくやぐら新調に至る。提灯は白地に赤文字で「吉見」。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後面:雲に鶴
・飛檐垂木 − 菊
・地垂木 − 獅子
・車板 − 正面:青龍、 後面:雲海
・小屋虹梁 − 雲海
・枡組 − 五手先七段:龍,獅子
・枡合 − 正面:酒宴の場、 右:酒呑童子退治、 左:頼光の木渡り、
      後面:花園中納言の娘との出会い 【大江山鬼退治】
・木鼻 − 獅子
・虹梁 − 牡丹に若葉
・欄間 − 正面:佐藤忠信 碁盤投げ、 右:那須与一 扇の的、 左:平景清 綴引き 【源平盛衰記】
・長押 − 正面:紅葉に雉、 右:菊に鳳凰、 左:牡丹に孔雀
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・御簾 − 「吉見櫓」の文字
・小脇板 − 右:牛若 鞍馬山修業の場、 左:牛若 弁慶五条大橋の出会い 【源平盛衰記】
・幕板 − 右:頼朝の朽木隠れ、 左:木曽義仲 【源平盛衰記】
・脇障子 − 右:?、 左:?
・兜桁 − 「吉見」の文字
【腰廻り】
・犬勾欄 − 正面:阿吽の唐獅子、 右:波間に兎、 左:波間に兎
・内勾欄 − 牡丹に唐獅子
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波間に千鳥、 束:力神
・板勾欄 − 正面:頼朝本陣、 右:仁田四郎猪退治、 左:狩場風景 【富士の巻狩り】
・縁葛 − 波間に玄武
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 宝珠を掴む青龍
・懸魚 − 雲龍
・飛檐垂木 − 菊
・地垂木 − 獅子
・車板 − 牡丹に唐獅子
・小屋虹梁 − 雲海
・枡組 − 三手先五段:龍,獅子
・枡合 − 後正面:渡辺綱 羅生門禁札立て、 右:茨木童子 綱の伯母真柴に化ける、
      左:茨木童子 片腕奪還 【羅生門鬼退治】
・虹梁 − 牡丹に若葉
・欄間 − 右:?、 左:?
・長押 − 右:桐に鳳凰、 左:菊に山鵲
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・太鼓周り − 雲に鶴
・幕板 − 右:義経 八艘飛、 左:巴御前 勇戦 【源平盛衰記】
・擬宝珠勾欄 − 波間に千鳥 、束:力神
・縁葛 − 右:安宅の関 弁慶義経懲打、 左:常磐御前 都落ち 【源平盛衰記】
【本幕】
・本幕 − 正面:春日神社御神紋に吉見の文字、 右:源義経 八艘飛び、 左:敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実

● 曳行パターン
・宵宮:ところ曳き
・本宮:ところ曳き、春日神社へ宮入

● 吉見の略年表
・昭和7年頃−先代やぐらを新調。
・平成4年−やぐらを新調。
・平成15年5月3日−田尻町町制50周年記念としてやぐらを曳行。
・平成18年11月18日−田尻町立小学校創立100周年記念行事にてやぐらを曳行。
・平成20年8月31日−駒を新調、記念式典を実施。




先代やぐら。


先代やぐらはやぐら部屋内に保存。


平成15年5月3日 −田尻町町制50周年記念行事を実施。


平成18年11月18日 − 田尻町立小学校創立100周年記念行事を実施。


平成20年8月31日 − 駒を新調、記念式典を実施。


やぐら部屋


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