くがみやもと
陸宮本
(泉南市・西信達地区)



平成20年新調 (9月15日月曜日入魂式)





陸宮本 (くがみやもと・泉南市西信達地区)
 ・新調:平成20年 (同年9月15日入魂式)
 ・大工:大下工務店
 ・彫師:木下彫刻工芸・木彫片山
 ・本幕:不明 (平成6年に太鼓正によって修復)
 ・太鼓:三浦太幸堂
 ・宮入:里外神社



● 先代のやぐら
明治26年に岡田西出のやぐら(先代・岡田西組)として大工:不明、彫刻:西岡一門(彫又)の手によって新調されたやぐらで大正5年に購入。昭和36年まで曳行されましたが昭和37年から昭和50年まで曳行休止。昭和51年から曳行再開され平成20年4月20日日曜日に里外神社にて昇魂式を実施、5月18日日曜日に岬連中へ譲渡されました。 →詳細ページへ

● 現在のやぐら
平成19年5月26日土曜日に手斧始祭を実施、平成20年に大工:大下工務店、彫師:木下彫刻工芸,木彫片山によって新調、同年9月15日月曜日に里外神社にて入魂式を実施しました。また提灯は正面に「宮本」、屋根周りには「宮本」と角に「三ツ巴」。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍」
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:雲に鶴
・飛檐垂木 − 「陸」の文字
・地垂木 − 唐獅子
・車板 − 正面:天の岩屋戸、 後ろ:素戔嗚尊 天安河での誓約 【神話伝説】
・桝組 − 龍,唐獅子,牡丹,獏
・枡合 − 正面:牛若丸弁慶 五条大橋の出会い、 右:頼朝初陣、 左:春の夜の夢 (平清盛沈む夕日を呼び戻す)、
        後ろ:頼朝義経 黄瀬川の対面 【源平盛衰記】
・木鼻 − 妻:唐獅子、 平:獏
・虹梁 − 若葉
・欄間 − 正面:粟津合戦 義仲の奮戦、 右:宇治川 先陣争い、 左:巴御前 畠山重忠一騎打ち 【源平盛衰記】
・長押 − 妻:松に山鵲、 平:梅に山鵲
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 【源平盛衰記】右:吉野山合戦 佐藤忠信、 左:吉野山合戦 横川覚範 【源平盛衰記】
・御簾 − 里外神社御神紋に宮本の文字
・幕板 − 右:堀川夜討、 左:熊谷直実 敦盛呼び戻す 【源平盛衰記】
・脇障子 − 右:梶原景季 箙の梅、 左:愛馬を背負う畠山重忠 【源平盛衰記】
・兜桁 − 里外神社御神紋
・番号持(札差) − 誉田別命(応神天皇)を抱く武内宿禰
【腰回り】
・犬勾欄 − 正面右:悪七兵衛景清、 正面左:三保谷四郎 【源平盛衰記】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:花鳥、 束:社紋
・内勾欄 − 屋島の合戦風景 【源平盛衰記】
・板勾欄 − 正面右:義経の弓流し、 正面左:那須与一 扇の的を射る)、 右:壇ノ浦 義経八艘飛び、
         左:安宅の関 【源平盛衰記】
・縁葛 − 波に龍
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍
・懸魚 − 松に鷹
・檐垂木 − 「陸」の文字
・地垂木 − 唐獅子
・車板 − 獅子の子落とし
・枡合 − 正面:冬の陣 講話誓詞交換、 右:木村重成 単騎部下を助ける、
        左:坂崎出羽守 千姫救出 【難波戦記】
・木鼻 − 妻:唐獅子、 平:獏
・虹梁 − 若葉
・欄間 − 右:夜討ちの大将 塙団右衛門、 左:幸村の計略 平野の地雷火 【難波戦記】
・長押 − 粟に鶉
・太鼓廻り − 獅子の子落とし
・幕板 − 右:槍摺乃鎧(幸村に追われ葦に隠れる家康)、 左:半田寺山(家康落命) 【難波戦記】
・板勾欄 − 右:真田大助 初陣、 左:本田忠朝 荒川熊蔵一騎討ち 【難波戦記】
・縁葛 − 波に龍
【本幕】
・本幕 − 正面:「宮本」の文字、 右:武内宿禰、 左:神功皇后 【神功皇后三韓征伐】

● 曳行パターン
・宵宮:ところ曳き、西信達パレード
・本宮:ところ曳き、里外神社へ宮入

● 陸宮本の略年表
・明治26年−岡田西出のやぐらとして新調。
・大正5年−岡田西出からやぐらを購入。
・昭和37年から昭和50年−曳行休止。
・昭和51年−曳行再開。
・平成3年−貴田組によって"平成の大修復"が施される。
・平成4年−太鼓正によって太鼓を新調。
・平成6年−貴田組によって台場,駒を新調。
・平成6年−太鼓正によって本幕を修復。
・平成12年−桝組締め直し。
・平成13年−太鼓張替え。
・平成14年−洗い,色付。
・平成19年5月26日−やぐら新調手斧始祭を実施。
・平成20年4月20日−昇魂式を実施。
・平成20年5月18日−先代やぐらを岬連中へ搬出。
・平成20年9月7日−大下工務店よりやぐらを搬入。
・平成20年9月15日−やぐらを新調、里外神社にて入魂式を実施。
・平成20年9月23日−やぐら新調記念誌撮影会を実施。
・平成20年9月27日−先代やぐら、岬連中南組として御清め式を実施。
・平成21年6月27日−やぐら新調寄付者芳名板を設置。
・平成21年6月−やぐら新調記念誌を発刊。
・平成26年10月−番号持を追加。
・平成27年7月25日土曜日−陸宮本サマーフェスティバルを実施。
・平成28年6月19日日曜日−駒を旋盤、試験曳きを実施。

● その他の補足
岡田は元々海手である「浦」(やぐらでは岡田西組,岡田中組,岡田北組)と、山手である「陸」に分かれており、山手にある里外神社に宮入りする事から陸宮本と呼ばれている。ちなみに里外神社に宮入りする4台のやぐらの中で、宮一番の特権がある。




先代やぐら。


平成19年5月26日 − やぐら新調手斧始祭を実施。


平成20年4月20日 − 昇魂式を実施。


平成20年5月18日 − 先代やぐらを搬出。


平成20年9月15日 − やぐらを新調、入魂式を実施。


平成20年9月23日 − やぐら新調記念誌撮影会を実施。


平成20年9月27日 − 先代やぐら、岬連中南組として御清め式を実施。


平成21年6月 − やぐら新調記念誌を発刊。


平成26年10月 − 番号持を追加。


平成27年7月25日 − 陸宮本サマーフェスティバルを実施。


平成28年6月19日 − 駒を旋盤、試験曳きを実施。


やぐら小屋


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