はたしろ
幡代
(泉南市・雄信達地区)



平成11年新調 (9月19日日曜日入魂式)





幡代 (はたしろ・泉南市雄信達地区)
 ・新調:平成11年(同年9月19日入魂式)
 ・大工:川端建設
 ・彫師:木下彫刻工芸
 ・本幕:不明
 ・太鼓:太鼓正
 ・宮入:久保神社



● やぐらの歴史
三先代のやぐらは川にはめて壊れる。先々代のやぐらは大正3年に大工:大寅によって新調、平成9年まで曳行され、先代やぐら購入に伴い3年後に焼却処分される。先代やぐらは明治時代に朝日町のやぐらとして新調され平成元年まで朝日町として曳行、平成10年のみ幡代として曳行され現在のやぐらが新調された平成11年に新町在住の個人に転売されました。

● 現在のやぐら
平成11年に大工:川端建設、彫刻:木下彫刻工芸によって新調、同年9月19日信達神社の宮司:山田氏によって入魂式が行われる。御簾掛は住之江織物鰍フ作、本幕は平成5年制作。提灯は「幡代の文字と柏桐の紋」。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 波間に千鳥
・懸魚 − 正面:雲龍、 後面:谷越え唐獅子
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 唐獅子
・車板 − 正面:牡丹に唐獅子、 後面:瑞雲」
・小屋虹梁 − 雲海
・枡組 − 獅子,獏,龍 【六手先八段】
・枡合天井 − 瑞雲
・枡合 − 正面:天の岩戸、 右:日本武尊 野火の難、 左:素盞嗚尊 大蛇退治、
       後面:大国主命 因幡の白兎 【神話伝説】
・台輪 − 牡丹
・虹梁 − 菊に若葉
・木鼻 − 正面右:子を抱く唐獅子、 正面左:鈴を持つ唐獅子、 右右:小槌を持つ唐獅子、
       右左:牡丹を咥える唐獅子、 左右:瓢箪を持つ唐獅子、 左左:巾着を持つ唐獅子、
       後右:三宝を持つ唐獅子、 後左:鞠を持つ唐獅子
・欄間 − 正面:後醍醐天皇隠岐より帰る、 右:楠公子別れ 桜井の駅、
       左:新田義貞 稲村ヶ崎投剣の場 【太平記】
・長押 − 雲に鶴
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・小脇板 − 右:風神、 左:雷神
・幕板 − 右:真田幸村 家康本陣急襲 【難波戦記】、 左:川中島 信玄と謙信龍虎相討つ 【甲越軍記】
・竹の節 − 上:青海波、 下:久保神社御神紋(桐)
・脇障子柱 − 菊
・兜桁 − 「幡代」の文字
・脇障子 − 右:本能寺の変 織田信長、 左:本能寺の変 森蘭丸 【信長公記】
・犬勾欄 − 正面:阿吽の唐獅子、 右:波間に玄武、 左:波間に玄武
・内勾欄 − 牡丹に唐獅子
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・板勾欄 − 正面右:頼朝本陣、 正面左:勢子の活躍、 右:狩場風景、
         左:仁田四郎忠常 猪退治 【富士の巻狩り】
・縁葛 − 彫り物無し
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 波間に千鳥
・懸魚 − 松に鷹
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 唐獅子
・車板 − 宝珠を掴む青龍
・小屋虹梁 − 雲海
・枡組 − 獅子,獏,龍 【四手先六段】
・枡合天井 − 瑞雲
・枡合 − 後正面:雄略天皇 猪退治、 右:神武天皇 東征、 左:神功皇后 平産す 【神話伝説】
・頭貫 − 牡丹
・虹梁 − 菊に若葉
・木鼻 − 三方右:阿形の唐獅子、 三方左:吽形の唐獅子
・欄間 − 右:那須与一 扇の的、 左:義経 弓流し 【源平盛衰記】
・長押 − 雲に鶴
・太鼓廻り − 月に鷲
・幕板 − 右:義経 八艘飛び、 左:鎮西八郎為朝の豪弓 【源平盛衰記】
・板勾欄 − 右:頼朝 朽木隠れ、 左:黄瀬川の対面 【源平盛衰記】
・縁葛 − 右:波間に鯉、 左:波間に鯉
【本幕】
・本幕 − 正面:幡代の文字に鳳凰、 右:雲に阿龍、 左:雲に吽龍

● 曳行パターン
・パレード:ところ曳き、泉南市パレード
・宵宮:ところ曳き、雄信達パレード(男里北組,男里南組,馬場と連合曳き)
・本宮:ところ曳き、久保神社へ宮入

● 幡代の略年表
・大正3年−先々代やぐらを新調。
・平成5年−本幕を新調。
・平成9年−先々代やぐらの曳行を終了。
・平成10年−先代やぐらを譲受(先代朝日町のやぐら)。
・平成11年9月19日−現在のやぐらを新調、久保神社にて入魂式を実施。
・平成23年7月24日−駒を新調、久保神社にて入魂式を実施。

● 久保神社について
かつて鎮守の久保神社は光明寺の隣にありましたが、明治41年に信達神社へ合祀される。その後昭和12年10月16日に遥拝所を造り平成7年9月28日年に復社を果たし、遥拝所を久保神社とした。




先々代やぐら。


先々代やぐら。


先々代やぐら。


平成11年 − やぐらを組み立て。


平成11年9月19日 − やぐらを新調、入魂式を実施。


平成23年7月24日 − 駒を新調、入魂式を実施。


やぐら小屋


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