きんゆうじ
金熊寺
(泉南市・東信達地区)



昭和9年か12年新調





金熊寺 (きんゆうじ・泉南市東信達地区)
 ・新調:昭和9年か12年(平成17年9月19日入魂式)
 ・大工:小川光造氏,稲葉久吉氏
 ・彫師:開生a氏
 ・本幕:のりか染物店
 ・太鼓:不明
 ・宮入:信達神社



● やぐらの歴史
先々代のやぐらが有ったと伝えられるが、記録は無い。先代のやぐらは大正初期に大工:貝塚三ツ松の大工によって新調、昭和40年頃より曳行休止し金熊寺内の精米所の奥に解体保存していたが、平成元年頃に焼却処分されました。

● 現在のやぐら
先代やぐらは昭和9年か昭和12年に大工:小川光造氏,稲葉久吉氏、彫師:開生a氏によって北野のやぐらとして新調、平成12年に活ョ工務店に売却される。その後平成17年に活ョ工務店から金熊寺へ譲渡され現在曳行中。譲渡に関しては平成16年11月21日に活ョ工務店から金熊寺にあるJA大阪泉州東信達支店内倉庫に搬入、平成17年8月28日にJA大阪泉州東信達支店にて提灯,本幕等の装飾品を飾り金熊寺内を御披露目曳行、平成17年9月19日に信達神社にて入魂式が行われました。提灯は正面に「信達神社御神紋と宮本の文字」、屋根周りには「宮本」と角に「信達神社御神紋」。

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後面:雲に鶴
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 獅子
・車板 − 正面:雲龍、 後面:飛龍
・小屋虹梁 − 雲海
・枡組 − 龍,獅子,象 【六手先八段】
・枡合 − 正面:飛龍、 右:飛龍、 左:飛龍、 後面:飛龍
・台輪 − 牡丹
・木鼻 − 獅子
・虹梁 − 菊に若葉
・欄間 − 正面:常磐親子 都落ち、 右:頼朝の朽木隠れ、 左:倶利伽羅峠の戦い 【源平盛衰記】
・長押 − 雲海
・柱巻 − 右:降り龍、 左:昇り龍
・小脇板 − 右:神功皇后、 左:建内宿禰 【三韓の役】
・幕板 − 右:侍賢門の戦 義平重盛を追う 【源平盛衰記】、 左:秀吉本陣 佐久間の乱入 【太閤記】
・脇障子 − 右:阿形の唐獅子、 左:阿形の唐獅子
【腰廻り】
・犬勾欄 − 正面右:阿形の唐獅子、 正面左:吽形の唐獅子、 右:波濤、 左:波濤
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・板勾欄 − 正面:?、 右:本多出雲守 荒川熊蔵一騎打ち、 左:加藤清正 新納武蔵守の血戦 【太閤記】
・縁葛 − 正面:波に千鳥、 右:波に千鳥、 左:波に千鳥
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲龍
・懸魚 − 松に鷹
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 獅子
・車板 − 飛龍
・小屋虹梁 − 雲海
・枡組 − 龍,獅子,象 【四手先六段】
・枡合 − 後正面:天馬(ペガサス)、 右:一角獣(ユニコーン)、 左:麒麟
・台輪 − 牡丹
・木鼻 − 獅子
・虹梁 − 菊に若葉
・欄間 − 右:那須与一 扇の的を射る、 左:鎮西八郎為朝の豪弓 【源平盛衰記】
・長押 − 雲海
・太鼓周り − 雲海
・幕板 − 右:加藤清正の虎退治 【太閤記】、 左:素戔嗚尊の大蛇退治 【神話伝説】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・縁葛 − 右:波間にに鯉、 左:波間にに鯉
【本幕】
・本幕 − 正面:信達神社御神紋に宮本の文字、 右:加藤清正虎退治、 左:素盞鳴尊大蛇退治

● 曳行パターン
・宵宮:ところ曳き
・本宮:ところ曳き、信達神社へ宮入

● 金熊寺の略年表
・大正時代初期−先代やぐらを新調。
・昭和40年頃−曳行休止。
・平成元年頃−先代のやぐらを焼却処分。
・平成8年−馬場へ本幕を譲渡。
・平成16年11月21日−活ョ工務店からJA大阪泉州東信達支店内倉庫に搬入。
・平成17年8月28日−JA大阪泉州東信達支店から御披露目曳行を実施。
・平成17年9月19日−やぐらが復活、信達神社にて入魂式を実施。
・平成20年10月−駒を新調。
・平成26年10月12日−やぐら復興10周年記念セレモニーを実施。




先代やぐら。 (解体済)


平成16年11月21日 − 活ョ工務店から搬出。


平成17年8月28日 − 御披露目曳行を実施。


平成17年9月19日 − やぐらが復活、入魂式を実施。


平成26年10月12日 − やぐら復興10周年記念セレモニーを実施。


やぐら小屋


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