
地車研究 feat. 推敲 やぐらについての概要V
- 2023/6/25 -

| 親サイト内「やぐらについての概要」を最後に編集したのが10年以上前になります。内容は下記8項目、そこで改めて「地車研究」と題して各項目を【推敲】しようと思います。 T.祇園祭について U.岸和田祭について V.やぐらについて W.阪南市のやぐらについて X.祭禮日程について Y.波太神社宮入について Z.御神輿について [.阪南市やぐらパレードについて 今回は「V.やぐらについて」を推敲します。 |
… |
| さて本題のやぐらについて、やぐらも祇園祭を発祥としていますがやぐらは京都→奈良→和歌山→泉州地方と伝わったと言われてます。奈良・和歌山の間はまだだんじりの形を残していましたが、紀伊山脈を越えたあたりで四輪から二輪になったと言われています。なぜ二輪かと言うと坂道が多い地形なので曳きやすい二輪のやぐらになったと言われています。今では阪南市・泉南市・岬町・泉佐野市と田尻町の一部に51台ものやぐらが存在しています。 和歌山大学の吉村旭輝准教授の「泉南地域の文化的境界把握のための試論 樫井川・田尻川における祭礼形態の違いを中心として」によれば江戸時代、田尻川の北側が岸和田藩、南側がおおむね天領と呼ばれる幕府領だったことから北側のだんじり、南側のやぐらと祭禮形態が異なった歴史が判明しました。 この様な歴史のあるやぐらは江戸時代後半の天保期(1830年−1844年)に誕生したと言われています。だんじりと同じく大屋根・子屋根を有していますが大きな違いはやぐらは駒が二輪だと言う点です。しかも直径約2mの大きな駒です。 まただんじりは大工方が屋根に乗っていますがやぐらは屋根には乗りません。なぜならやぐらは上下左右に大きく揺らすからです。これもやぐらの大きな特徴です。まただんじりには前梃子がありますが、やぐらには前梃子はなく梶台と言ってやぐら本体に伸びた木があり、それを使って梶をとります。まただんじりの土呂幕部分が本幕であったり太鼓が後ろにあるというのも特徴です。 前述の祇園祭の「辻廻し」、岸和田祭の「やり廻し」とありますがやぐらでも「まわす」事をします。ただし地域によって広場をまわす形式や一方の駒を軸にまわす形式等さまざまで私は個人的に前者を「円まっせー」、後者を「点まっせー」と勝手に呼んでいます。 |
… |
![]() 京都から阪南までの地図 ![]() やぐらとだんじり ![]() 円まっせー ![]() 点まっせー |