深日1号やぐら入魂式
- 平成20年4月20日日曜日 -


今日は深日1号やぐら入魂式の日です。深日1号と言えば、昨年10月21日(日)に先代やぐらの昇魂式を実施、10月28日(日)に神上式を終えた先代下出のやぐらを購入しました。で、今日はその購入やぐらの入魂式なのです。今日は5時30分起床、6時30分出発と言う段取りでしたが、6時40分に親友から急病?でキャンセルになり、急遽家族に送ってもらいました。



6時55分、どうにか定刻前に現地に到着しました。 (^^ゞ


まずは深日1号のやぐらの詳細です。

深日1号 (浜) (ふけ1ごう・岬町深日地区)
 ・新調:昭和61年 (平成20年4月20日下出より譲受入魂式)
 ・大工:吉岡利一氏
 ・彫師:木下頼定氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:中津靖子氏
 ・宮入:国玉神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】

・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:雲に鶴
・車板 − 正面:柴田勝家 勇力、雲に富士
・枡合 − 正面:牛若 弁慶五条大橋の出会い、 右:新田義貞 稲村ヶ崎宝剣を奉ず、
        左:楠公子別れ 桜井の駅
・欄間 − 左:堀尾茂助 勇力、 右:?
・柱巻 − 左:昇龍、 右:降龍
・幕板 − 左:根来合戦記、 右:?
・脇障子 − 左:阿形の唐獅子、 右:吽形の唐獅子
・犬勾欄 − 正面:牡丹に唐獅子
・板勾欄 − 正面:牡丹に唐獅子、 左:倶利伽羅峠の戦い(火牛の計)、 右:?
・縁葛 − 波に千鳥
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 唐子遊び・雪だるま遊び
・枡合 − 正面:児島高徳 櫻木に歌を詠む、 右:曽我十郎、
        左:日吉丸 蜂須賀小六の出合い
・欄間 − 左:根来合戦記、 右:今川義元 討死す
・太鼓周り − 雲に鶴
・幕板 − 左:堀尾茂助 勇戦、 右:木津川口の合戦
・板勾欄 − 梅,松,竹,牡丹
・縁葛 − 吽形の唐獅子


下出の方も法被姿で来られてました。


7時から入魂式が始まりました。


玉串奉納。


先代下出のやぐらに、遂に"深日魂"が入りました。


7時30分、入魂式が終了しました。


正面桝合に玉串が飾られました。


新・深日1号の姿見です。


左側から撮影。


しこり始めました。


新たなやぐらのしこり具合はどうなんでしょうか?


ちょっと接近して撮影。


動き始めました。


これから国玉神社へ宮入りです。


盛り上がってますネ!


国玉神社の急な登り坂の入口へ到着。


芯棒に登り坂用の綱を巻きます。


2度目の国玉神社宮入り見学なので、ベストポイントは把握済。 (^_^)v


おや?先代やぐらよりも早いペースで登ってきました。


でもやっぱり大変そう…。


ちょっさ!ちょっさ!


小島の方も曳いてます。管理人は初めて小島の法被を拝見しました。


これって「宮入り」? それとも「宮上がり」?


国玉神社まであともうちょっと!


宮入りしました。


しこってます。


しこってます。


ちょっとローアングルから撮影。


続いてローアングルから。


下出の方はどんな心境で見学してるんでしょうか?


国玉神社拝殿に据えました。
深日と言えば、女性陣の鳴り物。老若男女楽しむ祭りってイイですネ!


てっきり階段登るのかと思いました。 (^^ゞオット!!!
ちなみに波太神社は7段ですが、国玉神社は8段でした。


拝殿へ参拝。


参拝を終え、やぐらを戻します。


再びしこり始めました。


ちょっと接近して撮影。


しこってます。


「宮下がり」?と言うのかな?


芯棒に下り用の綱を巻いてます。


段々と下りてきました。


慎重に下ろします。


見てるだけで大変そう…。


下りてきました。


あともう少しです。


下り終え、やぐら部屋前にて休憩。


深日2号も飾り付けられてました。提燈が「ふけ」から「深日」に変わってました。

深日2号 (里) (ふけ2ごう・岬町深日地区)
 ・新調:明治時代
 ・大工:不明
 ・彫師:不明
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:中津靖子氏
 ・宮入:国玉神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】

・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:鳳凰、 背面:鳳凰
・車板 − 正面:?、 背面:雲海
・枡合 − 正面:頼朝 朽木隠れ
・欄間 − 右:鞍馬山 牛若修業の場、 左:?
・虹梁 − 雲海
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・小脇板 − 右:神功皇后、 左:?
・幕板 − 右:義経の弓流し、 左:那須与一 扇の的
本幕:正面は「深日の文字」、左右は「秀吉と賤ヶ岳七本槍」。
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 麒麟
・幕板 − 右:平敦盛、 左:熊谷次郎直実
・板勾欄 − 雲海
・縁葛 − 波濤
【本幕】
・本幕 − 正面:深日の文字、 左右:秀吉と賤ヶ岳七本槍


いよいよ御披露目曳行です。


盛り上がってます。


あと少しで国道26号線です。


国道26号線に出てきました。


ココは深日地区の祭りの見所の1つです。


しこってます。


しこってます。


しこってます。


ちょっとローアングルから撮影。


国道26号線を渡り終えました。
左上のカーブミラーにはデジカメで写真撮影してる管理人が写ってます。 (^^ゞ


ココは深日地区見学の際の管理人の駐車場です。 (^^ゞ汗


盛り上がってますネ!


盛り上がってます。


深日は梶台だけでやぐらを曳きます、結構大変そう…。


いきなり猛ダッシュで走ってきました。


深日の「笛姫」たちです。


深日地区の村中は結構広いですネ!


深日港駅前へ先回りして今日初めてのビールをゴクリ!
そうこうしてると、やぐらがやって来ました。


むちゃくちゃ早いです。


深日港駅前で小休憩。
おや?アルコール無しでの小休憩らしいです。 (?_?)


10分程休憩して出発。
管理人はココで缶ビール2本の栄養補給完了!


浜でまっせー、海が綺麗です。


朝曇ってましたが、青空が広がってきました。


猛ダッシュ。


ココらへんは障害物も無く、撮影し易いです。


梅の花とやぐら。


登り坂を猛ダッシュ!


もうすぐ深日漁港に到着。


深日漁港へ到着。


しこってます。


深日漁港でも小休憩。


記念撮影です。


オチャラケ版@。


オチャラケ版A。


再びところ曳き。


深日地区は広いです。


ちょっとローアングルから撮影。


ココではまっせー。


まっせー、まっせー。


ココでも小休憩、子供達も新いやぐらに興味津々。


再び出発しました。


記念式典会場まであと少しです。


記念式典会場に到着。


やぐらを据えます。


またまたローアングルから撮影。


姿見です。


左側から撮影。


11時15分、記念式典が始まりました。


深日地区幹部の挨拶です。


鏡割りです。


乾杯!僕もココに座って乾杯したかったです。 (>_<)
でも、部外者にも関わらず色々御世話になりました。 m(__)m


僕はココまで拝見して11時40分頃に退散し、陸宮本やぐら昇魂式へ行きました。

今日は久しぶりに拝見した先代下出のやぐらでしたが、
鬼板や兜桁、本幕、五色綱以外はほとんど先代下出を踏襲してまして、
深日1号と言うよりか下出といった気がして止みませんでした。
でも今日からは正式に「深日1号」なんだと改めて感じ得ました。
こんなおめでたい様子を拝見できて、幸せと感じました。
ともあれ、今日はホンマにおめでとうございます。
\(^o^)/



彫物編へ続く




毎度おなじみ、駐車禁止の張り紙です。



◎ 深日1号やぐら入魂式曳行予定表
・7時00分 − 入魂式
・8時00分 − 国玉神社宮上がり
・9時00分から11時30分 − 御披露目曳行