- 御神輿学 feat. 現在の波太神社の御神輿 -
- 2013/6/23 -






前回はやぐら圏の御神輿と題して「御神輿学」を御紹介しましたが今回は「現在の波太神社の御神輿」を調べてみようと思います。波太神社において秋祭り1日目のやぐら宮入りは"宵宮"に当たり、秋祭り2日目の御神輿渡御が"本宮"に当たります。御神輿渡御は波太神社へ宮入りするやぐら18町の中、貝掛を除く17町と桑畑が加わった18町で8年に1度、下記の表の順番で御神輿渡御がまわってきます。

 ・石田宮本,桑畑
 ・自然田上組,自然田東組,自然田上東組
 ・黒田,下出
 ・鳥取中,和泉鳥取,山中渓
 ・相生町,朝日町
 ・大西町,尾崎宮本町
 ・西鳥取上組,榮組,波有手組
 ・新町



波太神社の御神輿は3基あり1基は本神輿、2基は暴れ神輿と呼ばれています。


▲ 本神輿。



▲ 暴れ神輿。



御神輿渡御は早朝から波太神社の御神輿庫から御神輿を出し、ナルを取り付けます。準備を終えた御神輿は天狗姿の人を先頭に波太神社を出発し一路、御旅所である海老野の浜へ向かいます。海老野の浜では海の中へ入ると言うのが阪南市の御神輿の特徴でもあり、見所とも言えるでしょう。以下に御神輿渡御の様子を御紹介します。(写真提供:Y.T.氏)


▲ 波太神社拝殿前に御神輿が据えられてます。



▲ 天狗の方を先頭に御旅所(海老野の浜)へ向かいます。



▲ まずは本神輿が出発します。



▲ 次いで暴れ神輿が出発します。



▲ もう一基の暴れ神輿も出発します。



▲ 参道を進む三基の御神輿。



▲ 御旅所(海老野の浜)に到着。



▲ いよいよ海へ向かいます。



▲ 三基が次々と海へ入ります。



▲ 海の中で担がれる本神輿。



▲ 暴れ神輿も海の中で担がれてます。



▲ 近年ではカメラマンが沢山撮影に来られます。



▲ 帰路、8年に一度自町に御神輿を渡御します。



▲ 波太神社から御旅所(海老野の浜)までの地図。
(上記画像をクリックすると、拡大画像になります)



以前、新町関係者様より平成12年の御神輿渡御の予定表を頂戴しましたので下へ掲載しておきます。

 ・4時00分 ― 新町集合、波太神社へ出発。到着後御神輿の準備。
 ・8時30分 ― 神幸祭祭典。
 ・9時過ぎ ― 波太神社出発、尾崎方面へ降りていく。
 ・10時15分 ― 田中外科付近にて休憩。
 ・11時00分 ― 阪南市役所前にて昼食。
 ・12時00分 ― 海老野の浜入り。
 ・14時00分 ― 海老野の浜出発。
 ・14時45分 ― 田中外科付近にて休憩。
 ・15時30分 ― 波太神社着。



御神輿渡御が行われる秋祭り2日目、管理人はやぐらを曳いてるのでこの神事を拝見した事がないのです。 (>_<) 一度見てみたいですネ! さて次回はいにしえの波太神社の御神輿について調べてみようと思います。