- 御神輿學 feat. 男神社の御神輿 -
- 2015/1/12 -






先月21日日曜日の男神社鳥居竣工奉祝曳行の際、生まれて初めて御神輿渡御の様子を拝見しました。私の氏神様の波太神社にも御神輿はありますが我が貝掛は御神輿渡御を担わない町ゆえに男神社の御神輿はとても新鮮に思えました。そこで約一年ぶりに「御神輿學」と題して男神社の御神輿を御紹介しようと思います。

そもそも男神社の祭禮は宵宮(10月第二土曜日)・本宮(10月第二日曜日)に行われ、本宮に御神輿渡御が行われます。御神輿渡御は男里区(男里北組・男里南組)によって行われ、特筆すべきは御神輿の後ろにやぐらも一緒に曳行されます。我が阪南市ではやぐらと御神輿は顔を合わせてはならないと言う暗黙の了解があり、御神輿が渡御する時にはやぐらはやぐら部屋へ納庫されます。でも以前、やぐら圏にある御神輿にて御紹介した茅渟神社・男神社・船守神社はやぐらと御神輿が一緒に渡御されます。言いかえればやぐらと御神輿を合わせない波太神社の風習は独特なのかも知れません。

さて御神輿は男神社から元宮の地である天神の森(浜宮)まで渡御します。天狗の装束を首に掛けた総代に続き御神輿、のぼり、そして男里北組・男里南組のやぐらが連なります。御神輿の渡御コースは下記の通りです。

御神輿渡御の詳細
 ・男神社を出発し、男里南組・男里北組のやぐら部屋前、御旅所を通過。
 ・菟砥橋交差点を経由し天神の森にて祈祷が行われる。




▲ 男神社



▲ 天神の森(浜宮)。



▲ 御旅所。



論説は以上までにして、下記に御神輿渡御の様子を御紹介しようと思います。ただ残念ながら写真は平成21年のモノしか持ち合わせておりませんでした。故に男里南組は先代のやぐらになります。(写真提供:半田殿)




▲ 男神社の幟(ノボリ)が先導する。



▲ 続いて御神輿が渡御。



▲ 総代によって大きな幟(ノボリ)が連なります。



▲ 続いて男里北組のやぐらが曳行されます。



▲ 最後に男里南組のやぐらが曳行されます。



▲ 天神の森の鳥居をくぐります。



▲ 御神輿が天神の森に宮入りします。



▲ 御神輿が天神の森に宮入りします。



▲ 脇ではやぐらがしこってます。



で、先月21日日曜日には男神社鳥居竣工奉祝曳行にともない御神輿も特別に男神社に宮入りしました。




▲ 参道を進みます。



▲ 拝殿に到着。



▲ 宮入りします。



▲ 宮入りします。



▲ 宮入りします。



▲ ごっとじゃ、ごっとじゃ。




▲ 男神社から天神の森までの地図。



最後に、以前にも御紹介しましたが葛{本卯之助商店 代表取締役会長 7代目宮本卯之助氏は「神輿大全」の中で、「神輿は神の乗り物である。普段は鎮守の杜の深い緑の奥に鎮座する神が、祭りのその時だけ神輿にお乗りになり、町の隅々を巡り人々の近くまで降りて来る」と記してます。やぐらも大事ですが、神事(神賑)の中ではやはり御神輿の方が重要なんだなぁって改めて思いました。