- 地車研究 feat. 円まっせーの種類 -
- 2012/3/17 -






久しぶりに「地車研究」アカデミックシリーズをお送りしようと思います。第1弾−やぐらの種類、第2弾−まっせーの種類、第3弾−駒の種類、第4弾−桝組の種類、第5弾−垂木の種類、第6弾−屋根の種類、第7弾−提燈の種類に続く第8弾。以前、地車研究 feat. まっせーの種類を御紹介しましたが、その際の要点はやぐらには下記の通り「円まっせー」と「点まっせー」の2種類のまっせーが存在します。




▲ 円まっせー。



▲ 点まっせー。

◎ 円まっせー(全25台)
阪南市20台,岡中,男里北組,男里南組,幡代,馬場

◎ 点まっせー(全18台)
市場,大苗代,牧野,鳴瀧,北野,獅子講,宮元講,戎福中講,濱中講,金熊寺,大東連中,大西連中,堂組連中,淡輪連中,岬連中,深日一号,深日二号,吉見

◎ まっせーしないやぐら(全4台)
岡田西組,岡田中組,岡田北組,陸宮本

◎ 不明(全4台)
童子畑,小島,岡本,樫井東



復習はココまでで、地車研究アカデミックシリーズ第8弾として「円まっせーの種類」を御紹介しようと思います。今時点で管理人が把握してる円まっせーポイントは下記の場所かと思います。




▲ 波太神社馬場先 (波太神社宮入18台)



▲ 阪和自動車道 阪南IC前 (東鳥取五地区)



▲ 水本運送グランド (東鳥取五地区)



▲ 海老野の浜 (尾崎地区)



▲ 旧・丸大運輸 (雄信達地区)



▲ 箱作駅前 (下荘地区)



▲ 箱作駅ロータリー (下荘地区)



今では"円まっせー"をする場所が少なくなってきた影響か? それとも綱が長くなってきた影響か? "円まっせー"をするやぐらが少なくなって来ました。しかしながら地車研究 feat. まっせーの種類でも書き込みましたが、京都祇園祭・山鉾の「辻廻し」、だんじり祭の「やり廻し」の様に、祭りの山車(ダシ)を曲がらせる事に美徳を感じてます。やぐらでも"円まっせー"なり"点まっせー"なり、"まっせー"をする事の醍醐味を再認識したいと思います。

それと…、少しマニアックな話ですが…、ほとんどの場所では"円まっせー"は時計廻りにまわりますが、何故か下荘地区のみ反時計廻りにまわります。…って事は我が貝掛のみ波太神社にて時計廻り、箱作駅ロータリーにて反時計廻りの両方の"円まっせー"を行います。曳いてる人間にとっては全く違和感なく両方の"円まっせー"を行いますが、何だか面白いなぁって思いました。 (^^ゞ



追伸、過去の「地車研究」アカデミックシリーズは下記の通りです。
 ・#1.地車研究 feat. やぐらの種類 → 当該ページへ
 ・#2.地車研究 feat. まっせーの種類 → 当該ページへ
 ・#3.地車研究 feat. 駒の種類 → 当該ページへ
 ・#4.地車研究 feat. 桝組の種類 → 当該ページへ
 ・#5.地車研究 feat. 垂木の種類 → 当該ページへ
 ・#6.地車研究 feat. 屋根の種類 → 当該ページへ
 ・#7.地車研究 feat. 提燈の種類 → 当該ページへ